HIMACS(ハイマックス)とは

What's HIMACS?

HIMACS(ハイマックス)とは

HIMACS(ハイマックス)は、豊かな表現を実現できるメタクリル樹脂(PMMA)を主成分とする人工大理石です。

人工大理石HIMACS(ハイマックス)は内部まで同質であることから非多孔性で滑らかな曲線を体現でき、
シーム剤により継ぎ目を見え難くさせることができます。
さらに様々な環境下でも、長期間の使用に耐える優れた環境性を誇ります。

半透明性やバックライトによる照明効果、熱成形による 2次、3次曲面が可能です。
建築用途や室内用途として広く使用されており、高品質なキッチン、バスルームや洗面などの
水回り、店舗、オフィス、家具、病院やマンション等の公共スペース等に使用されています。

HIMACS(ハイマックス)は韓国LXハウシスで製造し、現在世界66ヶ国で採用されているメジャーな人工大理石です。
日本では厳選された62色柄をCIPSアドバンス株式会社がディストリビューターとして販売しております。

Ecology
環境配慮
人と環境に優しい素材です。

快適で健康的な住宅は、素材の見直しから始めなければなりません。人工大理石HIMACS(ハイマックス)は、人や自然環境に与える影響を使用原料から配慮し、VOC(有害な揮発性化学物質)やダイオキシンを発生させる原料を使用しておりません。メタクリル人工大理石の優れた機能と美しさは、人にも環境にも優しく安全を考えた素材です。

VOCは不検出

改正建築基準法が平成15年7月1日施工され、シックハウスを防止するためホルムアルデヒド対策が義務付けられました。HIMACSのホルムアルデヒド放散量は不検出なので、安心してご使用いただけます。

試験項目 測定方法 結果
ホルムアルデヒド放散量(mg/L) JIS A 5908 2003 6.10準拠 不検出(0.1以下)
測定:(財)化学物質評価研究機構    
燃焼時に有毒ガス発生なし

HIMACS(ハイマックス)は焼却処分しても、ダイオキシンや有毒ガスが発生しません。(防火性能試験時のマウス生存率は100%でした。)

有害物質の溶出ゼロ

有害物質の溶出確認は、食品器具及び容器包装規格の試験方法にて評価を行います。HIMACS(ハイマックス)は有害金属の鉛、カドミウムは検出されず、重金属も限度以下ですので安心してご使用いただけます。

試験項目 測定方法 結果
食品、添加物等の基準
(昭和34年厚生省告示第370号)
の第3のD2に準ずる
検出されず(検出限界5PPM)
カドミウム 検出されず(検出限界0.5PPM)
重金属 検出されず(検出限度以下0.7PPM)
測定:(財)日本食品分析センター    
取得認証

1.米国 NSF/ANSI 51規格合格 2.米国 Greenguard 認証取得

Quality
特性
熱・衝撃に強い、優れた素材です。

住居のキッチンカウンターや飲食店のテーブルなど、人のいる空間には火を使う場面が数多く考えられます。人工大理石HIMACS(ハイマックス)の耐熱性は、火のついたタバコを10分間放置した実験、200℃のアイロンを10分間放置した実験のいずれにおいても実証されています。不用意にタバコを落としても簡単に処理でき、跡も残りません。また、HIMACSは柔らかな素材感に加え、衝撃に対しても十分な強度を持っています。いつまでも美しく、そして安全にご使用いただけます。

HIMACS(ハイマックス)の物理特性
試験項目 試験方法 単位 ST GN
比重 JIS K-7112 1.75 1.66
引張り強度 JIS K-7113 MPa(kg/mm2) 47.1(4.8) 46.1(4.7)
引張り弾性率 JIS K-7113 GPa(kg/mm2) 9.3(950) 8.3(850)
曲げ強度 JIS K-6911 MPa(kg/mm2) 76.4(7.8) 72.5(7.4)
曲げ弾性率 JIS K-6911 GPa(kg/mm2) 8.3(850) 7.4(760)
アイゾット衝撃強度 JIS K-6911 kj/m2(kgcm/cm2) 4.2(4.3) 4.0(4.1)
バーコール硬さ JIS K-6911(934-1) 63 63
鉛筆硬度 JIS K-5400(1kg) H 6 6
耐熱性 アイロン200℃ (10分間) 変化なし 変化なし
  耐熱性着火タバコ10分間放置 変化なし 微黄変
  熱変色170℃ (1時間) 変化なし 変化なし
線膨張係数 10-5/℃ 3.65 4.14
耐候性 スガ式ウェザー1000時間 変化なし 変化なし
上記の特性値は品種により異なる場合がございます。なお数値は当社測定値であり、保証値ではありません。
※ハイマックスの伸縮長さ(mm)=【線膨張係数×カウンター長さ(mm)×温度変化(℃)】
Process
加工性
柔軟な加工性で、豊かな空間演出が可能です。

人工大理石HIMACS(ハイマックス)は内部まで同質のソリッド材でできているため、曲面や複雑なデザインや化粧面取りも思いのまま。しかも加熱によって簡単に曲げ加工ができるので、これまではなかなかできなかった空間演出が可能になります。仕上げも塗装やメッキ処理の手間はかからず、簡単な研磨だけでOK。しかもHIMACSはこれだけの特性を持ちながら特別な工具を必要としません。「切断」「切り抜き」『面取り」「穴あけ」「表面研磨」等の作業は全て木材の加工工具で自由に行うことができるのでとても手軽です。サイズも豊富で、インテリア性に優れているHIMACS(ハイマックス)なら、店舗やオフィスなどの商業インテリアからキッチンやラバトリーなどの住空間まで幅広くお使いいただけます。(用途によっては推奨できない形状もあります。)

Maintenance
メンテナンス
普段のお手入れやキズの修復も簡単です。

人工大理石ハイマックスは汚れ試験(24 時間経過後の拭き取り試験 )の結果、コーヒー・醤油・マニキュアなどは中性洗剤で、紅茶・カレー・口紅などはクレンザーを使用することによって綺麗に拭き取ることが証明されています。日頃のお手入れ程度なら、柔らかい布で水拭きするだけで大丈夫です。また、万一キズがついた場合でも補修が可能です。

人工大理石ハイマックスのお手入れの方法

• 日頃のお手入れは ・・・・・ やわらかい布の水拭きだけでOK。
• 簡単な汚れの時は ・・・・・ やわらかい布で水拭きあるいは中性洗剤を浸した布かスポンジで拭き取ります。
• 頑固な汚れの時は ・・・・・ クレンザーを布かスポンジに浸して拭き取ります。
• 万一傷ついた時は
 【浅いキズの場合】 ・・・・ 水を浸したナイロンタワシで円形上にこすると表面は綺麗になります。
 【深いキズの場合】 ・・・・ 180番の水研ぎペーパーで円形上にこすってキズをなくした後、仕上げに240番か400番の目の細かい水研ぎペーパーなどで磨くと表面は綺麗になります。